
もし初回入院の時点で本当に私を統合失調症と判断し、各種書類にその病名を書き込んでいたのなら、まず患者本人と家族に説明するのが当たり前だろう。
それを一切知らせず、裏で病名だけを統合失調症にしていたのだとすれば、どう見てもまともな話ではない。
入院後、真っ先に病院が生活保護の申請をしたと聞いたので、その際、父の了解を得るために会っているか電話で話をしているはずだが、そこでも統合失調症を告げていない。
理由はいきなり統合失調症では誰が考えてもおかしく、親兄弟には通用しないと思ったのだろう。
入院してからの院長の診察は病気とは関係のない話が主だった。そして最後にカルテに「精神療法」という角印を毎回押していた。それは統合失調症を想定してのことだったのだろうか。
それともう一点、入院当初から薬は肝臓の小さな錠剤しか飲ませなかったのはどうしても統合失調症の陽性症状が出て欲しかったからだろう。
結局、病名を完全にフライングでつけてしまったが、期待に反して私がいつまで経っても平然としているので、院長の心境はどのようなものだっただろうか。
話はそれるが、AAというアルコール依存症者の自助グループがある。昔はそのグループの有志が県内各地の精神科病院を訪れ、病院内で訪問ミーティングを開催することがあった。しかし玉里病院だけは除かれていた。理由はアルコールの患者がいないからだと聞いていた。
院長自身も一滴もアルコールは飲まない。尚且つアルコール関連の患者は少なく、臨床経験も多くはない。だからアルコール精神病より、多くの臨床経験がある統合失調症の方が何かと都合が良かったのだろう。
〜続きは後半で